ヾ(- -；)…突っ込んでみた

一時

救急車の患者さんと直来の患者さんでごった返す救急にカルテを持って行った時の事。
何やら凄い匂いが漂ってて…あぁ、これは…
初療室に入ったら救急隊が搬送してきた患者さんは何があったのか便まみれ…おぉ、匂いの元、発見！

ごった返しているところに更に救急車が到着したり、別の救急隊からの受入れ要請の電話は来るしで、あっちこっち大変。
「○○の人はどこ？」「××の人のカルテは？」「△△救急は？」などなど。
そんなとこに居合わせちゃったら…ねぇ…
先に用意してある診察券と救急記録用紙、救急隊の電話を受けた時のメモ、後から届くカルテと会計基本票、あれば紹介状や病診連携室からの連絡票をそれぞれサクサクとりまとめ、「△△救急は今到着して廊下で待機です」「○○の人も廊下のベンチでお待ちです」「××さんのカルテはこれです」と整理。
途中でF先生が「胸痛の患者さんはどこ？」って声を上げるのに電話のメモを確認して「胸痛の方、△△救急で到着、廊下に待機中です」「その人先に診よう、入れて！」「はい！」…って受付事務の仕事じゃないけどさ…ま、『隠れ救急クラーク』だからね。
でもね〜、私、マスクしてなかったからね…辛かった…匂いがっ！

外来が空いていたらしく外来に出ていたS先生も救急に戻り、他にコンサルトで呼んだ整形の先生や研修の先生の活躍もあってようやく一段落したころ。
看護師さんがS先生に「さっきの便の凄かった人の病名は？」「うん…今、考えてる…」「早く、一生懸命考えて！」「…脱水……脱力……」「先生が？」ってつい突っ込んじゃったよ！(^^;
それでも淡々と病名をあげるS先生「うん…便まみれ…背部表皮剥離…」
「ヾ(- -；)ちょっと待って！3つ目は病名じゃないですよ！」再び突っ込んでみた(^^;
「だって、すごかったんだから！」
「知ってますよ、私もいましたから…マスクもなしで！」
「別にマスクが匂いを防いでくれるわけじゃないよ…」
「でも、ないよりマシじゃないですか？」
「…うん…」
でしょ〜

病院物のドラマなんかでは医師や看護師の活躍の部分しかクローズアップされないけど、実際の現場じゃ事務サイドも重要なんだよ。
カルテを正しく準備して正しく記載してもらえないと正しいお会計が作れないから。
残念ながら病院はボランティア施設ではないので処置・治療に対する報酬は頂かないといけないからね。
救急外来専門のクラークがいれば良いのだけれど、生憎といないし。
S先生が「救急専属の事務を入れてくれってずっと言ってるのに…」とは言っているけれど…もう、名指しで引き抜いちゃって下さいよ！σ(￣。￣)