立場

外の薬局さんから「ウチに来た患者さんの処方箋にあった保険者番号が間違ってたみたいでレセプト戻って来ちゃったんですけど〜」ってお電話を頂きました。
先方の言う番号と当院で登録している番号は同じ。
ってことは、入力を間違えたのかと思って保険証のコピーを探す…の…うわぁ〜3ヶ月前の分か…大変だな〜

でも電話受けちゃったから仕方ない…医事課室内の保管ロッカーを開けて分厚い保険証控えのファイルを何冊も引っ張りだし3ヶ月前の分を発見！よっしゃぁ〜！って思ってたら後ろの方でS先生っぽい声が…救急車がどうとか言ってるけど…
お目当てのファイルを抱えて立ち上がり、振り向いたらS先生が職員さんと話していたのだけど…目が合った瞬間に指差されたよ…「あ！いた！」
あ〜、ロッカーの前からどけたワゴンの陰に隠れてたからね、私…じゃなくて、人を指差しちゃいけません！

「はい？」
「4000台、越えてるよね？」
「は？」
「今年、全部で何台来たかわかる？　カレンダーに記入してたんだけど、途中がなくなっちゃって…」って、もう、職員さんはアウト オブ 眼中になっちゃってるし！ヾ(･･;)ォィォィ
そして、わざわざ説明しなくても何の話しかわかるでしょ？的な話しの進め方！ヾ(- -；)ヲイ…
「え？　えっと…あ、わかりますけど…」
「今、集計してるから…」
「あ…はい…ちょっと待って下さい…」私、今、保険証控えを探してるねん！
それにこの…ロッカーの前にファイル積み上げておくわけにもいかないし…
とりあえず抱えていたファイルをカウンターに持って行き、室内に戻ってロッカーの前に積み上げたファイルもとりあえずロッカーに突っ込み…その間先生もカウンターと室内とくっついてくるし…いや、ついて来なくていいから…
なんというかこう…おっきいワンコが大人しくご主人の後ろをついてくるような…(^m^)
えぇい、待てっ！
　
とりあえずロッカーの前を片付けたのを見届けたら今度はさっさと踵を返して救急外来へ…行きかけ、立ち止まって私がついてくるか確かめるように振り向いてるし…
やっぱりこう…おっきいワンコが「こっち！」って促しているような…(^m^)
あの…カウンター勤務の人はそうそう勝手にいなくなっちゃうわけにはいかないんですよ！
周囲の人に「ごめん！ちょっと救急に行ってくるから、ココお願い！」って自分のポジションのフォローをお願いして…もう、人攫いめ〜！

先生を追っかけて救急外来へ。
委員会用に作った過去の資料から、先生の求める数字を伝え…
「あと、去年の分もわかる？」
「え…はい、大丈夫です」ってことで…
結局今年の年間の救急車受入台数は4200台を越え、4000台に届かなかった昨年より大幅アップ！

しかしね…
「あ！いた！」って人を指差すのはともかく…職員さんと話していたのをいきなりぶった切ってそのまま私にいろいろ聞いてくるのも…職員さんの立場ってものも…f(^^;
そして本来そういった業務まで請け負っていない派遣の私の立場ってものも…f(^^;
いや、まぁ、そんなとこ一々気にしない方ではありますが…私の立場も微妙なのですよ、先生…

来年こそそんな立場を気にせず堂々と仕事出来る立場にしてもらえるといいんですけどね…先生頑張って！
来年もよろしく…いや『来年こそよろしく！』