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救急科の会計内容の確認のためにカルテを見るのだけれど、腹痛(下痢・嘔吐含む)の人ってのがかなり多い。
一口に腹痛と言っても「いやぁ〜、食べすぎでお腹痛い感じ」ってのから口も聞けない動けないってぐらいの激痛までいろいろあります。
よくあるとこでは胃腸炎や虫垂炎(盲腸)や食中毒(食あたり)や生理痛。
もちろん神経性胃炎なんてのもわりと多い。
ちょっと重症だと胃潰瘍とか十二指腸潰瘍とか急性膵炎、急性胆嚢炎、急性肝炎、腎盂腎炎などなど。

ここしばらくの暑い時期には胃腸炎なんかも多いけど、生物を食べたご本人が胃腸炎だと思って来院したものの調べてみたらアニサキスの虫体が出ました!なんてのもあったり…
まぁ、うちのパパ上も「なんか、しばらくお腹も痛くって…」って言ってたのが胆嚢全摘するハメになったり…

さらに「お腹が痛い」と言った場合、意外と部位が広くって…だいたい心窩部から下腹部までひっくるめて『お腹』って言っちゃうからね。
ってことで「お腹が痛い」って来院したものの検査したら尿路結石だったとか精索捻転症だったとか、微妙に『お腹』じゃないじゃん!って疾患も多い。
なので、腹痛で救急に来た患者さんは決して甘く見てはいけない…思わぬ落とし穴が潜んでいることがあるからね。

発熱と腹痛は救急受診のトップにあげてもいいぐらいに多い症状だけど油断は禁物。
時間とともに症状が変わることも多いので、出来ればしばらく帰らせないで経過観察するのが一番です。
今日も救急でS先生が研修の先生に「発熱と腹痛で受診した患者さんを帰らせていい場合はどんな場合?」って質問してましたけど…
『腹痛』ってのが当てはまる、山のような病名の中から診断をつけていくお医者さんてのはやっぱり凄いんだね〜

と、まぁ、それはともかく…
実はカルテを見ていてちょいちょい思ったことがあります。
「吐き気や腹痛があったのだけれど、ちょっと治まったので食事をした」結果、症状が酷くなって受診している方が多いんですけど、そういう方達の食事内容が…ハンバーガーとかポテトとかラーメンとかってのが大変多いんですけど…
それって、みんなちょっとチャレンジャー過ぎないかい?
そーゆー時にはお粥とかおじやとかうどんとか、もっとこう…お腹に優しい物を食べてみようよ!…って思ってみたりなんかして。

「アニサキス出た人がいたんだよ!」「うわぁ〜、怖いよね〜」って話しをしながら刺し身を食べる我々もチャレンジャーと言えなくもない…かな…(^^;
 

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