餌付け

当直明けの救急のS先生のところにお邪魔してみた。
「おはようございます、お疲れさまです…連休中のカルテどうしますか？」
「…あんまり見たくない…」
「ですよね…」
「いいよ」
「それは見ない方向で？」
「でも見ればいろいろと…ねぇ？」
「そりゃ、まぁ…」
「でも300冊ぐらい見ないといけなんだよね？」
「えぇ、カルテを運ぶより先生を運んだ方がいいくらい…入力はしますから（見る方は）お休みしません？」
「うん…」って頷いた後に、お菓子の箱が積まれた窓辺を指差して「…あれ、どれでも好きなのいいよ」って…どうしたんですか、ものすごい量ですが？

患者さんからの頂き物らしいけれど…既に放射線科にお裾分けしたらしい。
それでもまだイッパイ積んである…先生、貢がれてるなぁ…ヾ(- -；)
「まぁ〜、そしたら大きいの♪」
「大きいの…なんだろう？開けてみて」って、頂き物…先生、中身わからないままお裾分けしてるんですね？
看護師Sさんと二人掛かりで片っ端から開けましたよ。
で、開けたそばから次々とお裾分けを頂いちゃいました。

大量の戦利品をせしめた後、奥の部屋に戻ってしまった先生に「ごちそうさまです」って声をかけに行ったら、先生何やら段ボール箱をガサガサと…
「うわぁ…すごいですね…実家からの仕送りみたいですね〜(^m^)」
だって箱いっぱいに果物やら煎餅やらが詰まってた…
「違うよ…はい、柿……梨もあげる…」ってまた次々と…
ありがとう先生、でももう持ちきれないですよ！袋が欲しいですよ！！
「袋はないよ…はい、これもあげる…」ってまた包みを開けないままお菓子も…
中身がわからないけれど、でも、くれるものは頂く。
ありがとうご主人様♪
看護師Sさんが見つけてくれた袋に抱えきれない程の果物やらお菓子やらを詰めて頂いて来ました。

で、夕方、勤務終了時間を30分程過ぎた頃、今度は救急の看護師Kさんが「サラさんいます？」って医事課までやってきた。
いるよ、どうした？って思ったら「お団子があったから♪」ってわざわざ…
ありがとうご主人様♪
何だかよくわからないまま美味しいお団子を頂きました。

…なんか、ものすごく救急に餌付けされてしまったよ…(^^;