思いついたら書いてみる。 (写真はクリックで大きくなる…のもあるよ!)
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ![]() 夕方、診察時間も終了しちゃった頃に一人の患者さんがやってきました。 「ふぃまへん…あほがはふれへ…」 あらあら、まぁまぁ… 年に一回ぐらいいらっしゃいます、こういう方。 顎がはずれちゃったら、本当は歯科か口腔外科に行って頂くのが一番なので、日中はそのようにご案内するのですが… まぁ、すでに17時も過ぎているし…今日の外科当直医は誰だっけ? お、月に一度しかない、耳鼻科の先生が外科系当直に入ってる日か…よしっ! 患者さんを時間外受付にご案内して事務当直に入ってたN君に「顎がはずれちゃった方なんだけど、今日の外科当直はT先生だから見てくれないか確認してもらって?」ってお願い。 問い合わせた結果、T先生が診てくれるって事で、患者さん、ラッキーだったね! ほどなくして、救急の看護師さんがやってきて「あぁ、サラさんいた! さっきの人、コストは何で取ればいいの!? 先生がどうしたらいいのかわからないって…」 顎が外れたって病名としては…顎関節脱臼でいいのか? それなら『顎関節脱臼非観血的整復術』って手技が存在するんですけど…あ、もしかして電子カルテ上に手技が存在してません? 「そうそう来るもんじゃないから、まさかここでやるとは思わなかったから… 耳鼻科のコスト伝票にはないんだよ…僕が作ったんだから間違いなく入ってない!」ってT先生、キッパリ。 「あ〜、救急にも入ってないですからね… 後は…整復するのは整形ぐらいだけど、顎はやらないですよね…」 「うん、さっき整形も見てみたけどないんだよ…」 う〜ん…よしっ! 「すみません、それじゃコスト伝としてではなくて普通の記載部分に『顎関節脱臼非観血的整復術施行』みたいに入力しておいてもらっていいですか? 会計作る方のシステムには入っているので、後はちゃんとわかるようにしますので、カルテ上の記載だけお願いします」ってお願い。 紙カルテの時は手書きで何でも書けたから問題にならなかったんだけど…そうか、電子カルテってこういう場合は厄介だな。 そんな話しをしていたら「あれ…もう入っちゃったの?」ってS先生登場。 「あら、見たかったんですか?」 「うん、見たかった。 顎関節の整復なんて何年かに一回くらいしかやらないから忘れちゃうよ…どうやるんでしたっけ?」ってT先生に教わってたよ。 「こういうのは滅多にない経験なんだから、今度来たら全員招集ね!」 「いやぁ〜、そうしたら緊張して入れられなくなっちゃいますよっ!」 …って、やっぱり普通は歯科か口腔外科行きの症状だよね… わかっちゃいたけど、T先生なら!って判断したわけだけど、うん、無事に収まって良かった良かった。(^^ 電子カルテの記載に関しても、職員さんがいなかったから私の判断で決めちゃったけど…(^^; まぁ、存在しないものは入力しようがないんだから仕方ないよねっ! とりあえず明日、職員さんに報告するの忘れないようにしなくっちゃ。 PR この記事にコメントする
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